3月14日放送 ぶらり日光の旅
      今回は 東照宮ぶらり旅
  今年は 日光東照宮 ご祭神 徳川家康公 ご奉祀400年
   その記念事業の一つ 3月13日にオープンした
      新宝物館に行って来ました

オープンを前に 特別に内覧させていただきました
  案内して下さった方は 日光東照宮 新宝物館課長 権禰宜 山作良之さんです

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館名は 『四百年式年大祭記念 日光東照宮宝物館』 です。
  現宝物館は 350年祭を記念して建設されたものだそうです。
    50年の歳月がたち 老朽化したため 新宝物館に 建て替えられました

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およそ20億円をかけて建設された新宝物館 高さ13m 鉄筋2階建
1階は、ガイダンスコーナー 東照宮案内
  正面に 大きな液晶画面 3つのメニューがあって
    一つが、東照宮境内案内  二つ目が、お祭り 渡御祭案内 三つ目が 杉並木案内
  側面には、東照宮の歴史の紹介・境内の配置図・世界遺産認定紹介 の パネル
          反対側には 東照宮の修理過程や修理の道具を紹介するコーナー
             文化財保存の意識を高めていただきたいと 設けたコーナーです

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そして 2階へ
  階段を上がってすぐ 展示ロビー  御神輿が3基並んでいます


   江戸時代から使われていた御神輿で 圧巻です
    徳川家康公  豊臣秀吉公  源頼朝公 三人の御神霊の御神輿です
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 また、ここからの景観も素晴らしいです
    天井は 倒木した杉並木の杉材をつかって、なめらかな曲線になっています
 ガラス越しには 東照宮の御仮殿が見えます。江戸時代の東照宮とつながった感じです
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そして 第1展示室の正面には 関ヶ原の陣の時、徳川家康公がお召しになっていた甲冑
    南蛮胴具足(なんばんどうぐそく)
    ヨーロッパから伝わってきた兜・胴の部分を基調にして
           日本の部材を組み合わせて造った甲冑 
               見るからに西洋の技術を取り入れた形式の甲冑です

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中に進むと 徳川家康公の生涯を紹介するようなレイアウトの展示です
   掛け軸・短刀や脇差・自筆の文書・御籠…などなど
     社会科の教科書で見た写真の本物が展示されています
       山作さんは 徳川家康公は とても地味な方で
         形や色合いなど きらびやかで豪華というよりも 
                 落ち着いて素朴で地味なものが多いと 話していました
       現代の私たちから見ると それが粋な感じがして ステキです
                 地道で努力家な方だったのでしょうか…

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 「東照社縁起」の実物とその全巻をタッチパネル見られるようになっています
    画面をスクロールして拡大したりタッチして説明を聴いたりすることが出来ます
      全巻見られるので これを見るだけでも価値があります 

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第2展示室の奉納品のコーナーでは 酒井家から奉納された展示品と
    開館の目玉の展示品 国宝の太刀  『助真(すけざね)』『国宗(くにむね)』
      重要文化財の太刀 『吉房(よしふさ)』
        これは、今まで見られなかった太刀だそうです
        この三つの太刀が そろって見られるのは48年ぶり  
          通常、国宝の太刀は上野国立博物館で管理
          今回は 期間限定で展示 今だけ見られる 太刀です
             ぜひ 見ていただきたい宝物です  
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 目についた 宇宙儀 渾天儀 当時考えられていた宇宙の模型 
      当時は 天動説で  宇宙の真ん中に地球があるという考え
        その周りを 月や太陽が回っているという模型がありました
      この渾天儀は、安井算哲が作らせた渾天儀のうち
         唯一 現存している 本物だそうです

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そして、東照宮シアター
    陽明門をCGで細密に記録したバーチャルリアリティ映像
      日光東照宮陽明門やご祭神 徳川家康公の御遺徳を紹介する番組
       『アニメーション徳川家康公』が上映されます
 最初に 東照宮シアターで映像を見てから 展示品を見ると
    より 興味深く 見ることができると思います
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ぜひ 春休みやゴールデンウイークに拝観していただきたいと思います

〒321-1431  日光市山内2301 ℡ 0288-54-2558
  開館時間 4月~10月 8:00~17:00  11月~3月 8:00~16:00
         年中無休
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そして…
 新宝物館1階に 昨年10月にオープンした 上島珈琲日光東照宮店に行きました
   世界遺産の日光東照宮の目の前 新宝物館の1階にオープンしたカフェです
明るく清潔な店内は ガラス越しに 日光東照宮を見られるという 贅沢な立地
   一休みにも 待ち合わせにも 一人でも ゆっくりできるお店です
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店長の 小室 塁さんにお話を伺ました

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上島珈琲は、失われつつある日本の喫茶文化を大切にした 
  懐かしく温かで しかし かつて何処にもなかった大人のための珈琲店です
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上島珈琲のコーヒーは、美味しく入れる最高の抽出方法といわれる
   『ネルドリップ』 を追求し 独自のネルドリップマシンでいれるコーヒーです
    ネルドリップのネルの生地は、ビエラ織を使い一人の縫製者が
      丹念に縫い上げて完成させたものです。
        ゆっくり じっくり 抽出したコーヒーは
          雑味が排され コーヒーのうまみと味わいが最大限に引き出されるそうです

もう一つは ミルクコーヒー 
  ミルクや豆乳に負けないくらいの濃厚なコーヒーを入れるために 
   ダブルネルドリップ といって 一度抽出したコーヒーを
    新たなコーヒー粉でさらに ろ過・抽出するダブルドリップです 
  
今回いただいたコーヒーは、季節限定のいちごのミルクコーヒーです
   いちごの果汁と果肉をふんだんに使って いちごの風味豊かなミルクコーヒーです
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いただいてみました
   ミルクコーヒーですが ダブルネルドリップで抽出した濃厚なコーヒーなので
      ミルクやイチゴの果汁に負けないくらいの存在感で
        いちごのスウィーツとコーヒーを 一緒にいただいているような
          満足感が得られる コーヒーでした

その他 ケーキやサンドイッチ など 軽食をいただくこともできます
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ホッとできる お店です お立ち寄りください

日光市山内2301 ℡ 0288-25-6811
 営業時間  8:00~17:00 不定休
      
               
3月14日放送 ライブ日光
  日光だいや川公園で開催されている 
      日光物産・グルメ市から中継しました
今日14日の日光だいや川公園イベント広場は、
  晴天に恵まれ オープン前から たくさんの方々が、
   日光の美味しいものを求めて来場していました(^O^)/

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日光市内の物産・特産の名品が一堂に会し 地元の人気商品を販売
 14日は楽しいステージイベントも開催
   15日は 名水で作られた美味しい日光手打ちそばの早食い選手権を開催

インタビューに答えていただいた方は、  
 日光市観光協会 八木澤 慶太 さんでした

最初に 3月14日(土)15日(日)は、日光物産・グルメ市 
 日光市内の31の出店者  湯波製品・いちご製品などの お土産から
   手打ちそば・焼きそば・塩焼き・コーヒー などなど
     色々なかおりに引き寄せられるように
       皆さん 食べ歩きをしていました( ^)o(^ )
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そして、イベントステージでは
  10:00~ オープニングセレモニー   10:30~宝珠保育園の宝珠太鼓
  11:00~日光和楽踊り
  13:00~公開録音開催
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15日は 全日本手打ちそば早食い選手権
  食べておいしい  挑戦して楽しい  見て面白い
 時間は… 午前9時30分~13:00 先着100名様で事前申し込み済みです
でも
 キャンセルがあると 当日参加も可能
  明日 来場の予定の方は 声をかけてみてはいかがでしょうか 

早食い選手権のルールは 制限時間4分でもりそば3枚(およそ650g)を
  いかに早く完食するか です
    表彰式が 13:00から行われます
      さあ どのくらいの時間で優勝するのでしょうか( ^)o(^ )
  昨年度は、一般の優勝タイムが54秒  女性の優勝タイムが1分30秒
    一般の優勝者は 賞金5万円 女性の優勝者には3万円
      これには 魅力を感じますよね 

その後 14:30からは お楽しみ抽選会を実施
 最後まで 楽しめますね

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場所は だいや川公園インフォメーションエリア
  東武上今市駅から 歩いて20分くらい
    今市ICから 4㎞ 駐車場に限りがありますから、ご注意を
14日のみ 日光霧降アイスアリーナ駐車場から 無料シャトルバスが運行されます
 ぜひ ご利用くださいね
お問い合わせは 日光市観光協会 ℡ 0288-22-1525 までどうぞ

3月14日放送 日光グルメ
 食分野の特選日光ブランドを紹介します
  第3回目 日光ゆば をお伝えしました

日光市が選定中の日光ブランド「食分野」で
 日光の名水・日光の手打ちそば・日光の天然氷・日光のゆばの4種と
   日光老舗名店会の1団体が 個別商品とは別に
    「特選」として 認定されました
揚巻湯波

今回は第3回目 日光ゆば 日光名物 御膳湯葉 元祖 海老屋長造
       六代目 森 直生さんにお話を伺いました

もともと ゆばは 中国から伝わったものだそうです
 そして 日光に伝わってきたのは 仏教の伝わり方と同じで
   勝道上人が日光を開山して修験道を中心とした仏教の聖地となり
     仏教の教えが 根付いてきた頃のようです

そんな中で ゆばは 精進食材 修業のための食材として
   お豆腐などと一緒に食されてきたと考えられているようです
日光では 鎌倉時代の頃 すでに食されていたようです
修験者の方々には 貴重な 蛋白源だったのでしょうね

『ゆば』を漢字で書くと 湯葉 と 湯波 が出てきます
 湯葉 は 関西でよく使われているようですが 日光は 湯波
製造過程で 豆乳をつくり温めていると 表面に膜(ゆば)ができてきます
 それを『うわもの』と言って 豆乳の上にはるもの 
  そのうち 『うわもの』がなまってきて 『うば』と転訛してきたそうです 
   江戸時代の日光の文献によると 『ゆば』 という音になり
    『湯婆』というように 音と漢字をあてはめたのではないかと考えられているようです
     確かに おばあさんのお肌には 波のようなシワがありますよね

その後 「婆」の女がとれて 「波」 という字に かわっれ来たのだそうです
  豆乳の表面に 「ゆば」ができるとき ゆらゆら 豆乳が対流するので
    波だったように見えます。そういったところからも
      『波』という文字が あてられたのだと考えられているようです
このように 日光の地で育まれてきた 伝統ある食材なのですね

江戸時代ころから 伝統的に食べられていた湯波は
  お祭りの時に お供えした湯波を、下げて調理して 
    お直会(おなおらい)のお膳にならべ  徳をいただくという いただき方のようでした
その時の調理法が 巻湯波を旨煮にしたもの

明治時代になると 日光が観光地として栄えるようになり
   お泊りになったお客様へのお料理として食べられるようになったそうです
     日光の郷土料理的ないただき方の 原型になっているようです
       それが、 巻湯波の煮もの・紙湯波の酢の物
         島田湯波のお吸い物・松川湯波という甘いお菓子 の4つが振舞われたようです
巻湯波の含ませ煮
                巻湯波の含め煮
平湯波
                  平湯波
島田湯波
                   島田湯波

昭和に入り おさしみ湯波が食べられるようになってきましたが
   これは、 森さんのお父様 5代目の方が、8年の歳月をかけて形にしたものだそうです
     昭和58年頃完成して 昭和60年頃から 湯波料理のコースとして
       人気のメニューへと 進化してきたようです 

さしみ湯波
                    さしみ湯波

日光の地で 各時代で変化しながら 食文化として熟成されてきた日光の湯波
  先人たちの努力により 日光の特選ブランドとして認定されるまでになった湯波

森さんは、 さらに 日光特選ブランドとして魅力ある食へと成長させていくことが
  課題だと 話していました

この機会に ぜひ 日光の湯波料理を食べていただき
  歴史の流れを感じていただきたいと思いました 
 
    

  
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